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2012年7月7日土曜日

NEX + オールドレンズ写真館 第2回 CONTAX SONNAR 135mm F2.8



さて、引き続き第2回を掲載して行きます。

このレンズは、CONTAXレンズの中では最も安価に手に入る、小型の望遠レンズです。
最安価版レンズだからと言っても、描写は決して安物ではありません!

NEXと組み合わせるには、ギリギリと思われるほど、ずっしりと重たいレンズですね。
その分、写りも重厚ですよ!

それでは、実際の写真を見て行きましょうか。




ぼけ味は、やはり単焦点レンズ!と言う感じですね。

このレンズに関しては、最短撮影距離が1.6mと結構長いので、接写リングは必須です。
20mmのリングを挟むと、このくらいの倍率になります。











ここまで、すべて接写リングを併用したものです。




これだけ、背景がうるさいボケでも,奇麗にまとめてしまうのが単焦点レンズの魅力です。




NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8 + Mutar 1

ムター1と併用すると、焦点距離は換算400mmで最短撮影距離が1.6mとなります。
このくらいのマクロ表現がムター1のみで可能になりますね。





彩雲や虹をきれいに捉えられるレンズは、本物の証です!












ポートレートには最適なレンズでしょうか?

換算200mm相当になるので、人よりは猫向きでしょうか?


NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8

こういう対象にも向いていますね。




風景でも、活躍してくれます。












人物の描写も行けますね!



















犀川のコスモス畑



NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8



NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8



NEX-3 CONTAX Sonnar 135mm F2.8









こちらも、接写リング併用





こちらも接写リング併用です。




















オリオン大星雲

NEXの高感度だと、三脚だけで明るい星雲は写りますね。


_DSC1433

アンドロメダ大銀河




スバル




電力マン!























































さて、だらだらと並べてみましたが、いかがでしょうか??

いわゆる、単焦点望遠レンズ!の描写ですね!

最近では、望遠はズームが主流になってきていますが、単焦点の魅力は、明るい事、明るさの割には小型化できる事、なんと言っても素直なぼけ味!これに尽きるのかな??

コントラストも、十分高く、立体感のある描写ですね。

中古相場1万5千円くらいですけど、この値段でCONTAX、Carl Zeissレンズの魅力を十二分に満喫させてくれる玉だと思います。



NEX + オールドレンズ写真館 第一回 CONTAX Distagon 28mm F2.8




さて、SONY NEXにオールドレンズを装着した実際の写真を公開して行こうと思います。

今回は第一回目と言う事で、CONTAX Distagon 28mm F2.8です。

このレンズの特徴は、最短撮影距離25cmと、結構寄れる点ですね。
しかも、近接時から、遠景まで高いコントラストと、豊富なトーンを誇り、近接撮影時などは、まるでマクロレンズのような解像を見せてくれる、まさに万能レンズと呼ぶにふさわしい玉だと思います。



まず、特徴としてあげられるのは、高いコントラスト再現性でしょうか?
こういう明暗の強いシーンでも、破綻せずに絵にしてくれます。




NEXの場合、ビオゴン等のレンジファンダー系広角レンズだと、こういう空を広く捉えるシーンだと、偽色(マゼンタ被り)が発生する事が、よく指摘されていますが、ディスタゴン系のレトロフォーカスタイプのレンズだと、十分なバックフォーカスを稼げる為に、偽色の発生は一度も経験したことがないです。

こうの一点だけでも、ディスタゴンを選択する価値は十分にあると言えるでしょう。


画角は42mm相当になります。
いわゆる、広角レンズと言う画角ではなくなってしまいますが、ちょっと広めの標準レンズとして、使いやすい画角ではあります。

昔の、バカチョンカメラと言われた単焦点フィルムカメラの多くの画角が38mm前後でしたから、それに比べて少し狭いかな?と言う感じかも知れませんね。


真冬の曇り空で、日中でもくらいわずかな光、、、、。
それでも、これだけの切れ味を発揮してくれます!

弱い光の元で、端正な描写をするレンズこそ、本物の証でしょう!



ポートレートでのぼけ味も、素直です。


春はそこまで、、、。

25cmまで近接可能なので、こういう対象も難なく撮影できます。

ただ単に写ると言うレベルではなく、背景のぼけ味も滑らかで、対照的に主題はキリリと引き締まった力強さがあります。



絞り開放から、解像力は高く、絞り開放ならではの表現が可能です。






42mmという焦点距離は、テーブル物を撮影するには、適度なワーキンディスタンスも確保できて、使いやすいですね。

APSCで50mmくらいになると、テーブル上の物は立ち上がらないと撮影できません^^;w



この写真は、接写リングを併用しています。

最短撮影距離より近接しても、描写は決して破綻しません。

解像力は少し柔らかめになって行く感じでしょうか?




接写リング無しだと、最短撮影距離は、このくらいの画角になります。




接写リングでさらに近接撮影しても、この描写!


これは使えますね!



こちらは、夜間手持ちでの撮影。



花火をする親子達。













































最後に、ディスタゴン28mmとムター1(2Xテレコンバーター)を併用した写真をいくつか、、、。




換算焦点距離84mmで、最短撮影距離は据え置きで25cmになります!

これは、マクロプラナー60mmF2.8Cよりも、マクロになります。















NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8 + Mutar 1




NEX-3 CONTAX Distagon 28mm F2.8

ムター無し


テレコンと言えば、望遠だろうと思われがちですが、私が試した範囲では、広角レンズのディスタゴン28mmが最も相性が良いと言う、意外な結果になりました。


いかがでしょうか?
ディスタゴン28mmF2.8(通称 出来杉君)の実力を納得戴けたと思います。

これこそ、万能レンズ!と言う玉ですね。